いままで驚くほど読書をしてこなかったことを急に後悔した五年前のわたし

きゅうに「毎月十冊本を読む」というスローガンをかかげた五年前のわたし

そして、五年後

ふたたびわたしは、読書をしないわたしに、なってしまっていたのであります









わたしの読書は、
血となり肉となるけれど
記憶にはのこらない、というかんじ、、、

読んで、かんじたこととか、うかんだことばとか、けしきとか、いろとか、においとかは、おぼえているのだけれども

具体的な台詞とか、言い回しとか、たいていおもいだせない！

みんな、どうしてそんなにおぼえていられるの！

わたしの読み方が、いそぎすぎなのかなあ！





そんなこんなでひさしぶりの読書

夢野久作
「少女地獄」

とてもたのしく読めている！
たのしく、ってゆっても、にこにこ読んでいるわけではなく

おんなのひと(というよりきっとおんなのこ)、の、けがれない虚言、いじらしい執着、

おんなのこだったころがあるひとなら、なんとなく身におぼえもあるような、







まだ半分くらいしか読んでいないので、読了後のあれこれはまたこんど(おぼえていたらば)

そしてそのあかつきには、
五年前にあきらめた「ドグラ・マグラ」も
引っ張りだしてこようとおもうしだいであります